ADUSTAから2021年5月末に新発売されるシンキングペンシル「シーシェイカー90」
プロアングラー:目黒毅久氏監修との事で今期注目のアイテムの1つです
発売前に使い方など色々考察してみました

シャローサーフを意識して作られたシンキングペンシル。シャロー以外にもシモリ根が点在するサーフでフローティングミノーの代用として使ってみたい
スペック
- サイズ:90㎜
- ウエイト:21g
- タイプ:シンキング
- フック:#4 リング:#3
サーフで使うにはやや軽いウエイトですが飛距離は70m前後(※コンディションによる)との事なので十分な飛距離
ちなみに軽いルアーのメリットは以下が挙げられます
メリット
- 潮流や風に流してルアーをドリフトさせやすい
- シャローサーフを底をこすらずにゆっくり引ける
- ナチュラルな動きを再現しやすい
パッと思いつくものですとこの3つ。特にドリフトは魚に違和感なく見せることが出来るテクニックなので有効ですね
一方、デメリットもあります
デメリット
- 波風の影響を受けやすい
- 底取りがしにくい
- 軽いため飛距離が劣る
軽いウエイトはとにかく天候のコンディションに左右されやすく状況によってはかなり使いにくくなります
特に強風時のコントロールは難しく、場合によってはボトムまでルアーを落とせない事もありえます
アクション
シーシェイカー90のルアーアクションですが、まずはこちらの動画でチェック
ロール&スイングアクション
スローリトリーブではボディを細かくロールアクション
テールのふり幅も小さいですがリトリーブスピードを上げていくとテールのふり幅がワイドになっています
またセンターバランス寄りなのか割と水平姿勢をキープしながら泳いでます。ナチュラルさを演出するにはこの水平姿勢は大事な要素です
強めのフラッシング効果
この動画から見て取れるのはフラッシング効果の高さ
ボディ側面をフラット状にすることで光が当たった時に強いフラッシングを生み出しています
ロールアクションとの相性は抜群そうです
細かなシミーフォール
動画には映っていませんがADUSTAによるとフォールはハイピッチなシミーフォール
「僅かな水流でも自然とハイピッチシミーフォールが発生しフラッシングとナチュラルなアクションでバイトを誘発させます」
引用:ADUSTA
水流を受けるとと書いてあるので、ある程度ラインテンションをかけた状態でシミーフォールとなるようです
フリーフォールではどんな動きになるのか…これは購入後の検証になりますね
カラー
このシーシェイカー90ですがカラーバリエーションが非常に魅力的
初回リリースのカラーバリエーションは5種類。このカラーは魚じゃなくて人が釣られますねw

メロメロメロンや腹グロオレンジなどはバディワークスのルアー、オフベイトやヘンチマンなどで採用されている目黒氏が監修したカラーで実績も十分
今回のシーシェイカー90にもこのカラーを実装されています
メロメロメロン・フルメッキはデイゲーム向き
メロメロメロンのグリーン系は水に馴染みやすいカラー。光が差し込むデイゲーム時に魚に違和感を与えにくく、また魚がスレ気味の時にも有効
一方、フルメッキは強烈な光の反射によりハイアピール。遠くにいる魚を寄せ付けます。これもデイゲームには欠かせないカラーですね
サクラグロー・腹グロオレンジは守備範囲が広いオールマイティなカラー
どちらもグロー色を採用しているのでナイト時や光量の少ない時には有効
とは言えこの2つはシルバー系も入っているので、例えばナイトから朝マズメにかけての光量の変化に対して対応できそうです
またサクラグローのピンク系はヒラメにめっぽう強い。目黒氏も薄いピンク色は以前より実績の高いカラーと話されています
キングライオンはマズメ時やラフコンディションなどにも有効
キングライオンのゴールドチャートバックは大定番のカラーの1つ。活性の高いマズメ時などにハイアピールすることで魚を引き寄せます
またラフコンディション時など濁りや荒波時でもその存在感をアピールできるカラーでしょう。
使い方・使いどころ
ドリフト
まずは軽いウエイトを利用したドリフト。潮流や払い出しに乗せて狙いをつけたポイントに送り込んでいきます
ドリフトはあらかじめ流していくルートをイメージしたり、張らず緩めずのラインメンディングとテクニカルな要素もありますが、ナチュラルなアクションを生み出し違和感なく魚にアピールできます
あとドリフトで釣った時は「釣ってやった感」がめちゃくちゃ得られますw
ストップ&ゴー
ラインテンションをかけてフォールすることでスローなシミーフォールを再現
ストップ&ゴーを使うことでこのシミーフォールのアクションを有効利用できます
ストップ&ゴーは普段使用している人も多いはずなので使うイメージはしやすいですね
シミーフォールとは
シミーフォールとは木の葉が舞い落ちるようにユラユラと左右に揺れながらフォールしていくアクション
1m以下のシャローサーフ
シャローサーフでも特に水深1m以下のどシャロー気味なサーフでは間違いなく選択肢の1つになりそう
水深1m以下になるとジグ系はある程度早く巻かないと底をすってしまいますし、ミノーも表層系以外は底を突いてしまいます
シーシェイカー90はシンキングペンシルなので自由なレンジを引いてこれますが、特に得意なのが表層付近のレンジ
リトリーブスピードにもよりますが、着水からのリトリーブで30㎝~80㎝程のレンジを引いてこれるようです
またヘッドの部分でしっかり水を噛んで泳ぐため、水面の1枚下をしっかり引いてこれる仕様になっています
シモリ根周りの打ち込み
上記に書いたようにシーシェイカーは表層付近をしっかり引いてこれるのでシモリ根が多いサーフにおいても活躍できそうです
シモリ根付近は根掛かりのリスクがあるためメタルジグやシンキング系ミノーは使いづらく、またフローティングミノーも潜るレンジによって限られてしまいます
わざわざ対シモリ根対策用としてルアーをもっていかなくても、シーシェイカーをもっていけばシモリ根の上を通すようにレンジコントロールをして探っていけれそうです
まとめ
僕がメインにしている新潟県北サーフもシモリ根が多く点在するサーフが多い地域
水深は1.5m~2m程はあるのですがフローティングミノーでも深く潜るものによっては根掛かりのリスクが付きまといます

良さそうなポイントなんだけどイマイチ攻めきれないみたいな…
上記でも書いた通り、今後このシモリ根周りにおいてもシーシェイカーを使っていきたいとは思っていますが、その使い勝手はもちろんなんですが、このシーシェイカー、希望小売価格が
思ったより安いので攻めていきやすいっ!
いやwもちろん大事に使いますが最悪な展開でも心の負担は少し軽めなので結構攻めて行けそうです
まぁでもよりリスクを下げるためにトレブルからシングルフックに変更とかも考えておりますが…
購入したら早速インプレ報告してみたいと思います(ロスト報告になりませんように…)



