ダイワタイラバロッド「紅牙X」が2022年3月よりフルモデルチェンジ!(※以下22紅牙Xと記載)
この記事では22紅牙Xと前モデル(※2015年紅牙X)とのスペック&機能の比較と実際に22紅牙X 69MHB-Sに触れた感想も交え検証
またシマノタイラバロッド 炎月BBとの比較もしつつ記事をまとめてみました
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【インプレ】タイラバロッド 紅牙X 69MB-S & 69MHB-S |初心者おすすめ!
ダイワタイラバロッド「紅牙X」が2022年フルモデルチェンジ(※以下22紅牙Xと記載) 前モデルに比べ更なる軽量化、またスパイラルガイド実装など機能アップされた ...
先に結論から言うと22紅牙Xもついにスパイラルガイド実装&まさかの価格ダウンが嬉しすぎる!
これからタイラバを始めてみたい方の最初の1本として価格・スペック共にかなりおすすめ出来ます!

タイラバ初心者の最初の1本としてむしろコレ一択なんじゃないか…と思わせるくらい今回の紅牙Xはイイ!
※22紅牙Xは2022年3月からの販売予定です。前モデルと間違わないでくださいね
22紅牙X スペック&機能

まず前モデルから22紅牙Xはどう変わったのかいくつかリストアップしてみました
- スパイラルガイド実装(※ベイトモデルのみ)
- 前モデル比較で約15%軽量化
- 前モデルから価格ダウン
- ディープエリア&スピニングモデルの追加
今回の22紅牙Xでついにスパイラルガイド実装。ベイトロッドに慣れていない方にとっては嬉しい機能でライントラブルの軽減につながります
また前モデルから大幅な軽量化を実現しました。この軽量化で22紅牙Xは紅牙シリーズ上位機種に肩を並べる自重になっています
他にも22紅牙Xは今回5ラインナップを展開。浅場からディープエリア、またスピニングモデルも加わりどんな状況にも対応可能です
ちなみに初心者なら一番のおすすめは浅場からある程度の深場まで対応可能なオールラウンダー紅牙X 69MHB-Sです

それぞれの機能の詳細は記事後半に記載してます
22紅牙X スペック表
以下はダイワが公式発表している22紅牙X(5アイテム)のスペック表です
| 品名 | 対応ジグ重量(g) | 全長(m) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞(cm) | 先径/元径(㎜) | ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | 価格(¥) |
| 紅牙X 69MB-S | 30-120 | 2.06 | 100 | 2 | 108 | 0.8/8.9 | 0.5-1.0 | 83 | 14,000 |
| 紅牙X 69MHB-S | 40-150 | 2.06 | 104 | 2 | 108 | 0.8/8.9 | 0.5-1.2 | 83 | 14,000 |
| 紅牙X 69HB-S | 45-200 | 2.06 | 109 | 2 | 108 | 0.8/9.9 | 0.6-1.5 | 84 | 14,000 |
| 紅牙X 69XHB-S | 60-300 | 2.06 | 113 | 2 | 108 | 0.8/9.9 | 0.8-1.5 | 86 | 14,000 |
| 紅牙X 69MHS-S | 20-65 | 2.06 | 110 | 2 | 108 | 1.0/9.9 | 0.6-1.2 | 85 | 14,000 |
22紅牙Xはラインナップを増やしたことで対応ジグ重量の幅を広げました。それに伴い調子に合わせて元径を変更しています。全長は前モデルと変わらず6.9ft(2.06m)
数値的に見て強いて悪い点をあげるとすれば前モデルより22紅牙Xは1~2%程カーボン含有率が下がりました
ただ今回の価格ダウンの隠れた努力として良い意味でとらえたいです
前モデル 15紅牙X スペック表
前モデル(※2015年モデル)の紅牙Xスペック(3ラインナップ)も参考として記載しておきます
| 品名 | 対応ジグ重量(g) | 全長(m) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞(cm) | 先径/元径(㎜) | ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | 価格(¥) |
| 紅牙X 69MHB | 30-80 | 2.06 | 118 | 2 | 109 | 0.8/8.5 | 0.5-1.0 | 85 | 15,000 |
| 紅牙X 69HB | 40-100 | 2.06 | 123 | 2 | 109 | 0.8/9.3 | 0.6-1.2 | 86 | 15,000 |
| 紅牙X 69XHB | 60-150 | 2.06 | 128 | 2 | 109 | 0.8/9.4 | 0.6-1.5 | 87 | 15,000 |
22紅牙Xはスパイラルガイド実装でライントラブルの軽減に

22紅牙Xで実装されたスパイラルガイド(※ベイトモデルのみ・右巻き仕様)について
スパイラルガイドとはガイドをねじるようにセッティングすることでティップ側のガイドが下向きになるよう調整されたガイドのことです
通常ベイトモデルはガイドがブランクスの上側に一直線にティップまで並びますが上部ガイドはガイドにラインが絡みやすい欠点があります
しかしスパイラルガイドによりガイドを下部にすることでこのライントラブル大幅に軽減されます。特にタイラバロッドはティップが細くライン絡みからの破損も多いため嬉しい機能です
シマノ21炎月BBにはすでに実装されていたスパイラルガイドですが今回ダイワ紅牙Xにも実装されたことで肩を並べました
- 右巻き仕様について
- 従来スパイラルガイドはキャスティング時のラインの干渉により右投げと左投げではガイドのねじる方向が逆になりますが、タイラバに関してはバーチカル(真下に落とす)な釣りがメインですので左巻きの方でもほぼ気にしなくて良いでしょう
22紅牙Xの実売価格は1万円前半!
22紅牙Xのメーカー希望小売価格は14,000円。まさかの価格ダウンで実売価格は11,000円以下に収まりそうです
これは安い…ちなみにシマノ21炎月BBの実売価格が13,000円前後ですので22紅牙Xはかなりの高コスパロッドなっています
↓炎月BB B69MーS/2が気になる方はコチラ↓
初めてタイラバをする方であればロッド以外にもリール、ライフジャケット、クーラーボックスetc…と様々なタックルが必要になり出費が重なります
出費を抑えて道具を揃えていきたい方であればこの価格帯は本当に助かりますよね

前モデルの希望小売価格(15,000円)より安くなってて本当にびっくりしました!企業努力ありがとうございますっ!
22紅牙Xは前モデルより約15%軽量化を実現!

今回のモデルチェンジでタイラバロッドに初採用された軽量リールシートの採用等で22紅牙Xのロッド自重は100g~110gとなり前モデルに比べ大幅に軽量化されました
ちなみに前モデルの3アイテム(69MHB・69MB・69XHB)のロッド自重は118g~128gでしたので15%以上の軽量化を実現。この軽量化により紅牙Xの自重は紅牙上位機種と肩を並べています
ロッドの軽量化は感度アップに繋がりやすくより繊細なアタリや変化はもちろん、タイラバ釣りには欠かせない着底感度の向上にもつながります

ちなみにシマノ炎月BBのロッド自重は130g前後。ただしこれはシマノ独自の機能「ガングリップ」があるためで一概に比較はできないぞ!
22紅牙X 69MHB-Sは十分満足できるしなやかさ

今回釣具店にて22紅牙X 69MHB-Sを実際に振った感想は〝想像以上にしなやか〟だったこと
私は前モデルの紅牙X 69XHBと上位機種の紅牙MX N69HB-METAL APを所有しているのですが、当然といえば当然ですがロッドパワーが違うので69MHB-Sの方が69XHBよりは明らかにティップは入っていきます
ただやはり紅牙MXと比べてみると紅牙MXは軽い力でもティップからベリーまでしなやかに入っていくのに対して、22紅牙Xはティップは入るもののベリーはそこまで追随せず少し硬めの印象です
↓紅牙MX N69HB-METAL APが気になる方はコチラ↓
それでも今回22紅牙X 69MHB-Sを振ってみた感想は十分なしなやかさのあるティップだったということ
タイラバは基本的に〝乗せ〟を重視する釣りですので魚に違和感を与えないしなやかなティップは重要。ティップがスムーズに入っていくのは歓迎です
タイラバロッドの選び方&22紅牙X 5アイテム別特徴

タイラバロッドを選ぶ際に一番気を付けたいのが釣行エリアの水深や潮流の速さに適したジグ重量を扱えるロッドを選ぶことです
タイラバは何より底を取ることが重要ですがジグ重量が重すぎると沈降速度が速くなりすぎたり、食わせ時に魚に違和感を与えてしまうことも…
また水深が深かったり潮流が速いエリアだと場合によっては200g近い重さが必要になるため軽いジグしか扱えないロッドでは釣りになりません
水深に対して扱うジグ重量の目安としてタイラバ(ジグ重量)は水深と同じ数値の重さ(例:水深100mなら100g)という考えがありますが、実際には潮流や風も影響してきますので水深の2倍程度のジグ重量が扱えるロッドを選ぶことをおすすめします
水深・潮流に適した22紅牙X各ロッドの組み合わせ一例
水深や潮流の一例とそれに適した22紅牙X各ロッドを組み合わせてみました
- 水深が30m~40m以下と浅場で潮流が緩いエリア ⇒紅牙X69MBーS(30g~120g対応)・紅牙X69MHS-S(20g~65g)
- 60m~80m程の水深で潮流の変化もあるエリア ⇒ 紅牙X69MHBーS(40g~150g対応)
- 50m~100m程と水深の変化の幅が広く、また潮流が速いエリア ⇒ 紅牙X69HB-S(45g~200g)
- 100mを余裕で越える水深。ディープタイラバ向き ⇒ 紅牙XHB-S(60g~300g)
エリアによって水深や潮流は変わってきますので釣行エリアの下調べは重要ですが、22紅牙Xの中でオールラウンドに使いまわしやすいロッドは紅牙X69MHB-S(40g~150g対応)になります
ロッドパワーにもよるのですが…対応ジグ重量に対して+50g程度の重量オーバーでも結構使えちゃいます。ただしあくまでメーカー非推奨ですしロッド性能を引き出し損ねる場合もありますので自己責任で見極めてくださいね
22紅牙X ラインナップ別特徴
以下はダイワが公式に記載している22紅牙Xラインナップ別の特徴の説明の一部をとりあげました。こちらも参考にしてみてください
- 69MB-S(30g~120g)
- ブランクスが持つMパワーならではのしなやかさが自然なリトリーブや食い込みを可能にする軽量ベイトモデル。水深が浅めのエリアで真価を発揮する乗せタイラバロッド。
- 69MHBーS(40g~150g)
- 張りを抑えたしなやかで扱いやすいブランクスながら、エリアや水深、潮の速さを問わないスタンダードベイトモデル。浅場から深場まで広いエリアに対応可能な扱いやすいタイラバロッド。
- 69HBーS(45g~200g)
- 刻々と変化するフィールドに対応する感度とパワーを兼ね備えたスタンダードベイトモデル。浅場の攻略はもちろん、深場、速潮エリアでのバーチカル、200gの重めのタイラバ使用したドテラ流しまで対応可能なタイラバロッド。
- 69XHBーS(60g~300g)
- モンスターと呼べる大鯛や想定以上の青物と真っ向勝負可能なパワータイプベイトモデル。最大300gクラスのタイラバがないと釣りにならないような海域でお勧めしたいタイラバロッド。
- 69MHS-S(20g~65g)
- 65gクラスまでのタイラバをキャストして広範囲を探ることが出来るスピニングモデル。バーチカルではなかなかヒットしないような状況において、キャスト&斜め引きによる横方向の動きでバイトチャンスを演出する。
引用:DAIWA
ロッド選びに迷ったら乗船する船長に相談してみよう!
タイラバ経験者の友達がいたり身近に釣具店がある方は店員さんにロッド購入の相談ができますが、もしそんな人がいなかったら…
(※ちなみに釣具店店員さんでも全く分からない人がいたりします…)
一番簡単で確実な方法は乗船予定の船長さんに相談してみることです
気になった遊漁船の受付電話で「今度そちらで初めてタイラバをしてみたいのですがタイラバの重さはどのくらいのものを用意すれば良いでしょうか」と尋ねてみましょう
最初は緊張するかもしれませんが相手もお客様商売ですし結構親切に教えてもらえますよ
22紅牙X まとめ

今回フルモデルチェンジした22紅牙Xはスパイラルガイドの実装と価格ダウンでよりタイラバを始めてみたい方にとって手に取りやすい高コスパタイラバロッドになりました
初心者の方はもちろんですが予備ロッドとしても検討する価値はアリでしょう
タイラバは基本的にタッチ&ゴー(着底直後にリトリーブ)を繰り返す釣りですがマダイのアタリが来た時のドキドキ感イイですよね
アタリが来ても慌てずリトリーブを続けていく…その間もアタリはゴンゴンと続いていて「お願いっ…乗って…」とドキドキする時間がたまらない笑
みなさまもこの22紅牙Xでぜひタイラバにチャレンジしてみてくださいね!

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それでは!良い釣果に恵まれますように!Let's fishing!



